今話題!成田悠輔さんの心奪われる名言の数々を解説をつけて総まとめ!
圧巻の言葉の数々には、ある壮絶な過去が関係していた?!
成田悠輔さんの頭の中を徹底解剖!!!!
“世界が認めた天才”
今最も意見を求められる、イェール大学助教授の成田悠輔さん。
歯に衣着せぬ発言は度々話題となっており、どうしてそのような考え方ができるのか頭の中が気になりますよね〜!
世界中の人々から注目される成田悠輔さんですが、現代の日本で生きる様人の様々な悩みには、どのような言葉で答えているのでしょうか?
成田悠輔さんの格言を知って、心救われたい人も多いはず!
今回の記事では、成田悠輔さんの「名言・考え方・格言」にスポットをあて、成田悠輔さんが発した言葉を総まとめしていきます!
この記事を読めば、成田悠輔さんの思考の秘密がわかるはず!
成田節に触れてみて、明日を生きるのが少しでも楽になりますように!
すぐ読める目次はこちら
成田悠輔のバズった名言!言葉・格言・座右の銘に刺激を受ける!
まずは成田悠輔さんの名言・格言をズラッとご紹介していきます!
自分自身の今の悩みや、今後の漠然とした不安など。
ぴったりハマる言葉や考え方がきっと見つかりますよ!
【幸福】幸せとは何かわからない人へ贈る言葉〜考え方編〜
「自分に幸せが足りないから、どうにかこうにか何かを手に入れれば幸せになれるんじゃないか?って考えるから、問いが発生する。
今幸せだったり今楽しかったりしたらそんなこと考える必要ない。
こういう疑問を考えてしまうこと自体が、自分たちが楽しめる状況を作れてなくて、時間とか暇を持て余してるっていうのがまず根幹にある。」
【幸福】幸せとは何かわからない人へ贈る言葉〜学歴とお金編〜
「学校とか学歴っていうのが、もしかしたら本当に重要なものじゃなくて、単に幸せな人生を送れる人とそうでない人が残酷ながらいて、幸せな人生を送れる人っていうのが、有名な学校に入れてるだけかもね、っていう。」
【SNS】SNSの使い方を迷っている方へ贈る言葉
「SNSをやめると人間は幸せになる。」
【人生】人生にとって有益な選択がわからない人へ贈る言葉
「人によって向いている方をやればいいんじゃないかって思いますけどね。
頑張ってる時点でもしかしたらあんまり一芸ないのかもしれませんよね。」
【人生】逆境を乗り越えていく強さが欲しい人へ贈る言葉
「人生や家族って、そこそこスムーズにいくことが普通、という間違った思い込みをみんな持ってるんじゃないですか。
多くの人は何かしらの地獄を抱えていて、その地獄を乗り越えつつも、そこそこ普通に生きていられている、ということが知られれば十分なんじゃないかなと。」
【仕事】活躍するために必要なことがわからない人へ贈る言葉
「人の目を気にしない方法を学んだ方が良いんじゃないかな。
あんまり人の評価とか、あるいはすでに存在している仕事とかポジションとかを振ってもらうっていう通常の優秀さというよりは、むしろちょっと殺気立ってる下剋上感みたいなものを出していくのが大事だと思うんです。
あんまり真面目にならないっていうのが重要なのかもしれないです。」
【子育て】子育てにおいて大切なことを知りたい人へ贈る言葉
「子育てだけではないですが、まずは「諦めてみる」ということですかね。
ほとんどの人は無責任な発言はしてはならないし、体裁を整えなくてはならないと頑張っていますよね。
でも、それが一番の苦しみを生み出しているんじゃないかな。」
【子育て】子供の自己肯定感が低いことを悩んでいる人へ贈る言葉
「自己肯定感を高めるだけでは、「自信ばかりある中身はない人間になる」とも捉えられます。
自己肯定感そのものは、「高すぎても困るし低すぎても困る」程度のものでしかないんじゃないでしょうか。」
成田悠輔のバズった名言!言葉・格言・座右の銘を全文紹介!
ここからは前項目でまとめた成田悠輔さんの言葉の中から、特に注目し深掘りしていきたい言葉を全文で、解説をつけてご紹介していきます!
【幸福】「今幸せだったり今楽しかったりしたらそんなこと考える必要ない。」
上記の言葉は、YouTubeチャンネル「内田篤人のSDGsスクール!」で、成田悠輔さんがゲスト出演された回「成田悠輔ついに登場!教育とSDGs 前編」で語られた言葉です。
「幸せとは何かわからない人へ贈る言葉〜考え方編〜」
全文はこちら。
Q:人は、一流の学歴があれば幸せになれる?
「学歴が手に入れば幸せになれるのかとかって、考えなくていい状態がベスト。
答えがYesかNoかは別ですよ。
結局、学歴にしてもお金にしても何でもいいんですけど、
お金が手に入ったら幸せになれるとか、学歴を高めたら幸せになれるかって考えるんですけど、それって自分に幸せが足りないから、どうにかこうにか何かを手に入れれば幸せになれるんじゃないか?って考えるからそういう問いを発するわけじゃないですか。
だけど、別に今幸せだったり楽しかったりしたら、そんなこと考える必要あんまりないですよね。
こういう疑問を考えちゃうってこと自体が結構自分たちが楽しめる状況を作れてなくて、時間とか暇を持て余してるっていうのがまず根幹になるって気がする。」
教訓「幸せ=お金・幸せに繋がるわけではない」
ご紹介した成田さんの言葉の続きには、このような名言もございました。
「何をもって幸せっていう風に考えるか?っていうことで答えが違ってくるのかな。
それぞれ自分にとって何が幸せかっていうことをちゃんと理解できていれば、それでいいんじゃないかなっていう気がして。」
この言葉を聞いて、筆者は老子の「足るを知る者は富む」という言葉を思い出しました。
欲望は常にいろんな場面で心を支配しようとしてきますが、
周りに左右されず「私はこれができて幸せ」「十分手に入れてる」と本気で思えた時に、自分自身にやっと満足できるのかもしれません。
成田さんによると、アメリカでは偏差値の高い学校に入った人と、普通の学校に入った人の「幸せ度・収入」を比較し因果関係を調査したところ、ほとんど関係ないということがわかったようです。
幸せの指標をどこに置くか、というのが幸せと感じられる人生を送るための大切なポイントになるようですね!
【SNS】「SNSをやめると人間は幸せになる。」
上記の言葉は、YouTubeチャンネル「クロスダイバーシティ」で公開されている、成田悠輔さんがゲスト出演された回「xTalk ♯3」で発せられた言葉です。
「SNSの使い方を迷っている方へ贈る言葉」
全文はこちら。
Q:SNSの経済学で何か面白いものありますか?
「いっぱいあって、例えばSNS辞めると人間は幸せになるっていうのを厳密に示すとか。
SNSを辞めてアカウントをディアクティベート(オフにして)するとお金もらえますっていう実験をやって。
お金もらえた人は辞めるじゃないですか。
そうするとその後も長きにわたって、幸福度とかウェルビーイング(幸福で肉体的・精神的・社会的すべてにおいて満たされた状態)の度合いみたいなのがずっと高く留まり続けるみたいな。
経済状態とか健康にも影響があるみたいな話とかありますよね。」
教訓:SNSとの付き合い方は冷静に考えるべき
今や小学生からお年寄りまで様々な年代の人が使っているSNS。
ネット上で身近なコミュニティ以外の居場所を見つけたり、自分にはない価値観を持っている人に魅力を感じフォローしたり、自分が創造したものや良いと思ったものを簡単に発信できるなんとも素晴らしいツールですが、
故に、現実とネット上の世界の様々な境界線が曖昧になっています。
簡単に繋がれるからこそ犯罪に巻き込まれやすくなったり、
自分にはないものを持っている人と自分を比較し劣等感を感じたり…。
他人の私生活を簡単に覗けるのも、冷静に考えると異常ですよね。
SNSがなければ…と思うようなことって様々な場面であると思います。
成田悠輔さんの言葉を聞いて、SNSから離れることも人によっては精神衛生上とても大切なことなのではないかと思いました。
【人生】「多くの人は何かしらの地獄を抱えていて、その地獄を乗り越えつつも、そこそこ普通に生きていられている。」
上記の言葉は、「成田悠輔×社会論」と題したインタビュー記事で語られた言葉です。
「逆境を乗り越えていく強さが欲しい人へ贈る言葉」
全文はこちら。
Q:逆境を乗り越える力はどう備える?
「結構みんな乗り越えてるんじゃないですか。
家庭内で絶縁状態になったり、家族が消えちゃったり、自殺されちゃったり、基本、誰もが家族関係で大きなトラブルを抱えてる場合がほとんどで、それがいつ来るか、どういった形でくるかだけの違いだと思います。
ただ、それが表に出ないだけ、言わないから、ないかのような気がして、
「人生や家族って、そこそこスムーズにいくことが普通」という間違った思い込みをみんな持ってるんじゃないですか。
多くの人は何かしらの地獄を抱えていて、その地獄を乗り越えつつも、そこそこ普通に生きていられている、ということが知られれば十分なんじゃないかなと。
だから、乗り越えるのに特別な強さとかはいらない。
もうみんな乗り越えてるじゃないですか。
人生、普通に働いて、稼いで、子供を持って、家庭を築いて、家を持って、その両方を維持して、つつがなく40年、50年過ごすって、相当難易度の高いゲームだと思います。
体や心を壊すかもしれないし、会社が不祥事で潰れるかもしれないし、いろんなリスクにさらされて、基本的にトラブルが起きるのが普通です。
だから、時々壊れちゃうのは普通です。
壊れたら壊れたで、掘っ立て小屋を立てながら、やり直していけばいい。
人類はずっとそうやって生きてきたので。
そういうものだっていうぐらい気楽な感じでいいんじゃないですかね。」
教訓:問題があるのも起きるのも当たり前というスタンス
成田悠輔さんの言葉って、実に飄々としているようにも聞こえますが、
なぜかとても魅力的で惹きつけられるものがありますよね。
脱力した考え方というか、聞いてるこちらの肩の力が抜けるような素敵な言葉が多いです。
他人には言えないけど、みんな何かしらの「地獄」を抱えて毎日生きている。
逆境を乗り越えていける力というのは、決して特別なものでもなんでもなく、すでに私たちに備わっている力であるのだとしたら、今の生き方もこれからの未来も、少し脱力して「成るように成る」くらいのテンションで過ごせるかもしれませんね。
気楽に生きるって、長い人生を送る上では大切だと学ぶことができます。
【仕事】「あんまり真面目にならないっていうのが重要なのかもしれないです。」
上記の言葉は、YouTubeチャンネル「日本経営合理化協会」で公開されている、「評価と仕事と学校教育・好き勝手なことをやる意志」で語られた言葉です。
「活躍するために必要なことがわからない人へ贈る言葉」
全文はこちら。
Q:これから活躍するには、どんなことを学ぶべきでしょうか?
「人の目を気にしない方法を学んだ方が良いんじゃないかな。
というのは、もう今の日本社会だと、偉い中高年の人たちがミルフィーユのように層をなして、若者たちの上にずっしりと乗っかってるじゃないですか。
なので、普通に優秀な人が普通に良い人として、普通に組織とか社会の中で活躍するみたいなことだと、なんかとてつもなくゆっくりな速度でしか活躍できないと思うんですよ。
せいぜい活躍するって言っても、「若者枠」みたいな、謎の枠とか席を設けられて、そこにちょこんと座って全体の見た目を整えるみたいな役割を果たせられちゃう場合が多いと思うんですよね。
本質的にインパクトを残すとか何か変える、みたいなことを考えると、
あんまり人の評価とか、あるいはすでに存在している仕事とかポジションとかを振ってもらうっていう通常の優秀さというよりは、
むしろちょっと殺気立ってる下剋上感みたいなものを出していくのが大事だと思うんです。
という意味でいうと、人に嫌われても痛くも痒くもないっていうメンタリティーというか、そもそも人に嫌われているのかどうかもよくわからないような「無感覚感」っていうのを学ぶのがいいんじゃないかな(笑)という気がしてます。
だから、あんまり真面目にならないっていうのが重要なのかもしれないです。
それから、すでに存在しているキャリアとかポジションとか、分類とか肩書きみたいなものにどうやってとらわれずに、
好き勝手なことをやる意志を持つかということなのかなって思ったりしてます。」
教訓:学ぶというより、自分の感覚を大切にする。
成田悠輔さんの言葉には、聞いている私たちが「そんなこと簡単にできないよ…」と思ってしまうような、いわゆる常識とされていることから逸脱した考え方が多いですよね。
ですが、この「逸脱する」というのが大切なキーワードだと感じます。
世間や近しい人、自分の中の常識を逸脱し、
「こんなことやってるの私しかいないだろう」と思えることに積極的に力を入れる。
勇気のいる行動かもしれませんが、活躍したいならば、前に倣え、右に倣えではなく、我が道を突き進む強さが大切なのかもしれません。
成田悠輔さんは、それでも尻込みしてしまう人は「やらなくていいってこと」だと話しています。
あんまり難しく考えずに、フッと軽く始めてしまうくらいのタイミングと気持ちが合致した時にスタートするのもアリなのではないでしょうか。
【子育て】「子育てだけではないですが、まずは「諦めてみる」ということですかね。
ほとんどの人は無責任な発言はしてはならないし、体裁を整えなくてはならないと頑張っていますよね。
でも、それが一番の苦しみを生み出しているんじゃないかな。」
上記の言葉は、「KIDS LINE」というベビーシッター・家事代行サービスを運営している会社の社長との対談記事の中での言葉です。
「子育てにおいて大切なことを知りたい人へ贈る言葉」
全文はこちら。
Q:成田さんが思う「子育てに大切なこと」はどんなことですか?
「子育てだけではないですが、まずは「諦めてみる」ということですかね。
ほとんどの人は無責任な発言はしてはならないし、体裁を整えなくてはならないと頑張っていますよね。
でも、それが一番の苦しみを生み出しているんじゃないかな。」
—もちろん本当に子育てが好きで夢中で取り組んでいる方もいらっしゃるとは思いますが、子育てが大変だということを口に出せない方もいらっしゃると思うのです。
「最近わかってきたのですが、色々と物事を諦めていて、かつ周囲や社会とコミュニケーション不足な僕でも、自分の天然な部分をありのままさらけ出すこと、思ったことをそのまま出すことで、世の中の人が意外にもそれに応じてくれるものだと最近わかってきました(笑)。
無理なポジションに就こうと思わずに、今置かれている状況をきちんと把握してそのまま世の中とうまく付き合っていく方が楽だと思うんです。」
—私は常に「良くしたい」と必死にもがくタイプなので、ある意味羨ましいです!
「それは全然良いことで、必死になる時があったり、必死になれる人はやれば良いと思います。
でも、家族の事情や体力的な問題を抱えていて頑張ることができない人に、
「頑張らなきゃいけない」という状況を周りが強要し、本人すらそう思ってしまうことが良くないんじゃないかな。」
教訓:無理をしない、周りと自分の子育てを比較しないということ
今やSNSの普及で、子育てを楽しんでいる女性の姿や、何の問題も抱えてないように見える仲の良さそうな家族の写真が簡単に目に入ってきますよね。
そんな、いわゆるSNSでよく見る「キラキラ子育て」と、自分の子育てと家族のギャップに落胆してしまう人も多いはずです。
「あそこの奥さんはこんなに素敵なのに、私なんて…。」
そう思ってしまうと、ますます辛くなります。
「本当は助けて欲しいくらいしんどいのに、誰にも気持ちを伝えられない。」
「子育てや家族のあり方に正解も不正解もなく、人それぞれなはずなのに、どうしても比較してしまう。」
こんな気持ち、共感できる人も多いのではないでしょうか。
今回の成田さんの言葉は、そんな子育て中の方々の肩の力を抜いてくれるような、そんな内容でした。
対談の最後に、「ワーキングマザーへのメッセージ」として、成田さんはこう付け加えています。
「全力で脱力すれば良いんじゃないかな、と思います。
家族や親族の目をあまり気にせず、使えるものはなんでも使って助けてもらって良いじゃないでしょうか。
もし問題が起きたら自分ではなく状況が悪かったと思えるくらい、気楽な気持ちで子育てしてほしいです!」
比較せず、1人で抱え込まず、使えるサービスや協力は積極的に活用し、なるべく負担の少ない自分なりの子育てを追求するのが大切かもしれませんね!
成田悠輔のバズった名言!言葉・格言・座右の名に隠された天才的思考の秘密!
ここまで、成田悠輔さんならではの考え方がよくわかる名言をご紹介してまいりました!
いやぁ〜、成田悠輔さんの言葉には驚かされますよね!
まさに「天才」という言葉が似合います。
そんな成田悠輔さんですが、私たちはなぜそんなに成田悠輔さんに惹きつけられてしまうのでしょうか?
ここからは、成田悠輔さんの「思考の原点」に焦点を当て、思考力の秘密を2つ紹介していきます!
成田悠輔の天才的思考の秘密①「壮絶な家庭環境育ち」
成田悠輔さんというと、まさにエリート中のエリート。
さぞかし教育熱心な親に育てられ、お金をかけてもらい、順風満帆な人生を送ってきたんだろうなぁという印象ですが、
なんと、成田悠輔さんの過去、育ってきた家庭環境というものは「壮絶」そのものだったようです。
狭いワンルームに一家4人
小学生の頃、成田悠輔さんはプレハブ小屋のようなアパート、狭い1ルームに父親と母親、弟と4人で暮らしていたそうです。
成田悠輔さんは、ご自身の家族についてこのように語っています。
「父はもともと文学青年だったようですが、社会人として生活していく最低限の筋力がないタイプの人。
特にしょうもなかったのは酒癖と借金です。
マージャンが好きで、ことあるごとに負けて借金を作り、それが雪だるま式に膨らんでいました。
母は一見しっかり者に見えるものの共依存的なところがあり、父にブチ切れながらも状況を作り直すことができずに二人して泥沼にハマっていく。
そういう両親でした」
その後も家庭の状況は悪化するばかり…。
父の借金は一気に膨らみ、なんとかお金を借りて、消費者金融の返済に回すという、最悪なパターンで自転車操業に陥ったそうです。
そして成田悠輔さんの高校卒業前に、父が突然「新しい人生を始めたい」などと言い残し、失踪…。
母は精神的に不安定になり家庭はさらに困窮し、くも膜下出血で倒れるという悲劇に襲われました。
弁護士や親族の助けを借りながら、母の自己破産手続きを進めざるを得なくなったそうです。
エリート・成田悠輔さんの家庭環境、歴史がここまで壮絶だとは…。
成田悠輔の天才的思考の秘密②「不登校だからこそできた活動」
家庭環境にもかなり問題がありましたが、成田悠輔さん自身も「ある問題」を抱えていました。
しかし、この問題とも思えるあることが、成田悠輔さんの人生の基盤と言っても過言ではないかもしれません。
学校に行かない生活
成田悠輔さんは、自身の学生時代についてこのように語っています。
「かなり多動症的というか、発達障害的なところがあったようです。
これは今もそうですが、人との付き合いが苦手で、何カ月も誰ともしゃべらずに過ごすこともありました。
多動の子は教室を飛び出してしまうようなイメージがあると思いますが、僕は教室を飛び出すどころか教室にたどり着けなかった。
というのも、当時から重度の睡眠障害があって規則正しい生活ができず、小学校に向かう道中で寝てしまうことが結構あったのです。
公園やビルの隙間に座って何時間も空を眺めていることもしょっちゅうで、小学校の中ごろからずっと不登校気味でした」
授業に出ない日々だったようですが、そんな中でも勉強は抜群にできたそうです。
成田悠輔さんの母たっての希望で、なんと私立男子校御三家の1つ、麻布中学を受験し見事合格!
ただ、せっかく合格しましたが、やはり不登校傾向であることは変わらなかったようです。
当時の先生や母のおかげで、なんとか進級できていたと語っています。
学校外での活動で知的好奇心を羽ばたかせる
名門・麻布中学に合格しながらも、学校での勉強はほぼせず、
代わりにインターネット上の世界に夢中になった成田悠輔さんは、批評家の柄谷行人氏らのグループに行き着きました。
その当時のことをこう語っています。
「その頃、柄谷さんは『NAM』(ニュー・アソシエイショニスト・ムーブメント)という怪しい社会運動を始めていたんです。
社会思想や哲学系の人や、文学・音楽関係の人、それに政治活動家のような人たちが集まる謎のコミュニティーがあり、そこに僕も出入りするようになりました。
ちょうど運動のパンフレット的な位置付けで『NAM生成』という本を作ることになり、浅田彰さんや坂本龍一さん、のちにスマートニュースを創業する鈴木健さんなんかも著者として名を連ねたのですが、
中学生だった僕はその本の注釈作りをバイトでやりました。
版元の太田出版から3万円だか5万円だかを受け取って、
それが15歳くらいだった僕が生まれて初めて手にした仕事の報酬になりました。」
変わり者で早熟な中学生の成田悠輔さんは、全く世代の違う知識人たちに面白がられ、その後も講演会を手伝ったりと交流を続けていきました。
「学校に行かなかった」という学生時代を振り返り、このように語っています。
「今考えると、学校に行っていなかった分、無限にあった時間と、東京という場所が持つ、過剰な情報が安価であふれかえっている状況と、
ネットを介して垣間見る世界とが、僕の中でうまく化学反応を起こしていた。
結果的に学校に行って授業を受けるよりも多くのことを学んだように思います。
学校に行かなくて本当によかった。」
成田悠輔の思考の原点とは
家庭、学生時代…どちらも「普通で平和」とは程遠い歴史を歩んできた成田悠輔さん。
ご紹介した思考力の秘密から、「思考の原点」をまとめていきます。
思考の原点はズバリ「10代での壮絶で貴重な経験」
成田悠輔さんの思考の原点はまさしく、多感な10代で経験した壮絶な家庭環境と、10代では普通会うことができない大人との関わりの数々だと思います。
暗黒時代なようで、この時代がなければ、今の成田悠輔さんは形成されていないかもしれないほどの貴重な時代ではないでしょうか。
この経験が全てではないとは思いますが、決して恵まれているわけではない家庭環境で、幼い頃から自身の特殊な特性と付き合いながら、大人との関わりの中で早熟していき、
達観した考え方ができるようになったということは間違いないでしょう。
成田悠輔さんの過去を知って、人生大逆転の爽快さを間接的に感じられました。
成田悠輔のバズった名言!言葉・格言・座右の銘に隠された信念とは?
ここまで、成田悠輔さんの数々の名言、そしてその言葉が生まれる原点をご紹介してきましたが、ご自身はどのような言葉を大切に生きてきたのでしょうか?
名言を残し、我々に影響を与え続ける成田悠輔さんの「座右の銘」が気になります!
ここからは、成田悠輔さんの「座右の銘」「信念」をご紹介していきます。
成田悠輔の座右の銘
まずは、成田悠輔さんの「座右の銘」をご紹介していきます!
座右の銘は「なし」
はい、そうなんです。なんと、成田悠輔さんには座右の銘がないそうです!(笑)
あるインタビューで、座右の銘を問われた際に、このように答えていました。
「(座右の銘は)ないですねえ。
座右の銘、ビジョン、人生観…すべてありません。
どちらかというと、座右の銘やビジョンのようなものが「ないです」と言い続けられるようにするのが重要という感じがしますね。」
そもそも座右の銘とはどういった意味なのか改めて調べてみると、
「自分への励ましや戒めのために、日頃から心に留めておく言葉や格言を指す」
ということのようです。
そういった言葉や格言が「ない」と言えるのは、自由で柔軟な発想ができる成田悠輔さんらしいですよね!
成田悠輔の信念
続いて、成田悠輔さんの「信念」をご紹介していきます!
座右の銘に対する考え方のその先に、成田悠輔さんの信念はありました。
逸脱していくこと
前項目で座右の銘に対して「ない」と言い続けられるようにするのが重要だと答えていましたが、その答えもある意味成田悠輔さんが大切にしている信念のように感じます。
さらに続けて、こう答えていました。
「私にとっては、世の中で良いとされていることやカテゴリーとして成立している職業や仕事からどう逸脱するかの方が重要です。
家でパジャマでいるときも、オフィスでスーツの人たちを目の前にしているときも、同じような言動をしているーー。
そんな人にどうしたらなれるかということを模索しています。」
ご紹介してきた名言の中でも、成田悠輔さんは「評価」や「当然とされていること」、「常識」に囚われてはいけないということを多く語っていたように思います。
成田悠輔さん自身にそういった想いが強く、それが信念であるからこそ、我々がハッとさせられるような名言の数々が生まれてくるのではないかと思います!
価値や意味がないと思えることに向き合う
仕事に対しての想いを問われた際に、成田悠輔さんはこのように答えていました。
「私は何をするときにもその裏側に、「これには特に何の意味もないんだな」という思いがあります。
自分がしていることがすっと燃え尽きてしまったとしても別にどうってことないなという思いを常に持っています。
しかし、価値があると思えないものに、あえて向き合ってみること。
水と油のようにお互いにまったく相いれないような複数のことを同時にやっていくことが重要だと思っています。
これは仕事でも遊びでも、何かのコミュニティであってもいいです。
私自身ホームだと思えるコミュニティはどこにもなくて、それでいいと思っています。
どこにいてもちょっとアウェイで、何の意味もないんじゃないかと脅かされているような状況の方が快適です。
そのために、これからも別の場所や業界を行ったり来たりしながら同時に違うタイプの仕事や遊びをしていきたいですね。
そうしないと、どうにかそれを手放すまいというメンタリティになってしまう。
自分がやっていることと成し遂げたことにプライドや達成感を持たずに、みんなが仕事をクビにしてくれたら三年ぐらい蕎麦とパン作りに集中しようと思いながら日々を過ごしています。」
こちらの成田悠輔さんの言葉は、やはり普通の考え方とは「逸脱」していて、なおかつ自由奔放で、ある意味、無責任な感じがします。
しかし、需要がなくて意味がないとわかっていても、自分が楽しいと思うことを追求していってもいいんだと。
気楽に、ある意味責任感なんて持たず、楽しく生きて良いんだよと、そういったメッセージにも聞こえます。
「何にもすがらず、意味のあるものばかりに囚われない」
それがもう1つの成田悠輔さんの信念であるように感じました。
まとめ|成田悠輔のバズった名言!言葉・格言・座右の銘はまさに心の救世主!
いかがでしたか?
今回は、成田悠輔さんの「言葉・格言・座右の銘」に焦点をあて、深掘りしてまいりました!
エリートであるのに気取らず、周りの評価や評判に囚われない自由で飄々とした考え方から発せられる言葉の数々は、我々の凝り固まった価値観や概念を吹っ飛ばし、
最後には優しく手を差し伸べてくれる、まさに救世主的なものだと感じました。
何かに悩んだ時、行き詰まった時、生きづらさを感じた時、
定期的に聞きたくなるような成田悠輔さんの言葉に、これからも注目していきたいですね!
結論、成田悠輔さんは現代を生きる人々のスーパーヒーロー!自分は自分、自由に生きていこう!です!